2012.8.10(金)

 昔、音楽プレイヤーがカセットウォークマン全盛だった頃、「どっちでもイン」という名前のカセットテープがあった。カセットをケースにしまうときに、どちらの向きからでも収納できるから便利!という商品で、ともさかりえがCMで「♪どっちでもイン」と歌っていたのが印象的だった。

 現代になって、我々の世界にはプレパラートの薄片みたいな大きさの音楽プレイヤーがあって、その中に何千曲も保存することができる。「カセットをケースにどちらの向きからでも入れられること」が謳い文句として通用する時代があったなんて嘘のようだ。まるで「弥生土器って縄文土器に比べて超便利なんだよ!」って話を弥生人から聞かされているかのようだ。そしてそれはさほど遠い昔ではないことにも驚く。今からせいぜい15年くらい前には、多くの人はカセットテープで音楽を聴いていたのだ。

 ちなみにともさかりえは「さかともえり」名義でも活動していたのを憶えているけど、これはべつにどうでもいい(どっちでもいい)。