
スクエニのRPG「聖剣伝説」の中から、ラストバトル曲のアレンジを行なってみました。
●聖剣伝説について
「聖剣伝説」はスクウェア・エニックスのアクションRPGで、1991年に第1作がリリースされて以降、いまだにリメイクが行われるなど、スクエニの人気シリーズのひとつです。
当ブログでは以前、聖剣伝説の「戦闘1」という曲をアレンジしたことがありました。
【音楽】聖剣伝説のBGMをアレンジしてみた 「戦闘1」
その時の記事
「聖剣」には格好良いBGMが他にもたくさんありますので、今回は別の曲のアレンジを行なってみたいと思います。
●「最後の決戦」について
今回アレンジに挑戦するのは「最後の決戦」というタイトルの曲です。
「最後の決戦」は、聖剣伝説 第1作のラスボス戦で流れる曲になります。
原曲はこんな感じ
お聴きになると分かりますが、曲の最初から最後まで高いテンションがずっと持続していて、これぞラストバトル!な感じになっています。
この曲を聴くと、ピコピコ音源(しかもたったの3和音)でここまでの表現ができるのか・・・と驚嘆せずにはいられません。
何というか、8bit音楽の一つの到達点といった趣きがあります。
さて、具体的な曲の中身について少し見ていきましょう。
まず、この曲の構成は次のようになっています。
曲の構成
イントロ(1〜11小節)→メインパート(12〜27小節)→イントロへ戻る
イントロ(1〜11小節)→メインパート(12〜27小節)→イントロへ戻る
1ループが40秒ほどの短い曲ですが、内容がみっちり詰まっていて息をつく暇を感じさせません。
実際、この曲はほぼ常に16分音符が鳴り続けていて、音符的にもかなり「詰まって」います。
比較的長めのイントロは、次から次へとコードが美しく変化していき、その様はまるでめくるめく万華鏡のよう・・・
続くメインパートは最終戦を飾るのにふさわしい悲壮感の漂うメロディで、後のエンディングを少し予感させます。
(ややネタバレ)
全体として見ると、アップテンポなビート、そして耽美的なコードとメロディ・・・この辺りが本曲のポイントと思います。
●アレンジした結果
そんなことを考えながらアレンジを行なった結果、こちらのものが出来上がりました。
前回アレンジした「戦闘1」と同様に、バンド風のアレンジになります。
主旋律をバイオリンが奏で、伴奏がオルガン、ピアノ、アコースティックギター、そしてベースとドラムといった構成にしています。
バイオリンを主軸に据えることで、この曲のメロディの美しさが引き立つようにしました。
あと、イントロ部のドラムにフィルインを多用させて、太鼓をドコドコ言わせているところが個人的に気に入っております。
●終わりに
今回は、ゲーム「聖剣伝説」のラストバトルの曲をアレンジしてみました。
原曲がなにしろ素晴らしい!のでアレンジも楽しく行なうことができました。
このアレンジする時間がこのまま終わらなければ良いのに・・・と思ったくらいです。
「聖剣」の曲アレンジシリーズは今後も引き続き進めていきたいところです。