
LEDのペンライトが故障して、ランプが点かなくなってしまいました。
原因を調査して最終的に直すことが出来たので、その顛末を報告します。
●LEDのランプが点かない
家にLEDのペンライトがあるのですが、先日使おうとしたところ、明かりが点かなくなっていることに気付きました。

オーム電機のLF-219という製品。現在は販売されていない模様。
たしか東日本大震災の直後に買ったものですので、まだ8年程度しか使っていません。
使用頻度もそれほど高くはないので、LEDの寿命とは考えにくいです。
このような故障が起こると俄然やる気が出てくるのが我々DIYイストの性です。
というわけで早速、故障原因を調査してみることにしました。
●原因調査
取り敢えずライトを分解してみたところ、電池から電解液が漏れ出ていることが分かりました。

電池は買った時に付いてきたもの
液漏れの原因は不明です。
あるいは、このライトにはオンオフのスイッチがないので、半オン状態で放置してしまったためかもしれません。

ライトの先端部をひねってオンオフさせる仕組みになっている
早速、電池を新しいものに交換してみましたが、それでもランプは点くようになりません。
そこでテスターで当たってみたところ、電池のマイナス極との接点部分が導通不良になっていることが分かりました。

本来は真ん中のバネとアルミ筐体が電気的に繋がっているはずだが、導通していない
どうやら漏れた電解液によって、アルミフレームが錆びてしまったようです。
というわけで、サビを落とすのに紙ヤスリでアルミ部を削ってみました。
が、今ひとつ思ったような効果が得られません。
他に何か良い方法はないかと考えているうちに、我が家に「ピカール」があることを思い出しました。

これがピカール
ピカールは金属みがき剤の代名詞のような製品です。
いつ買ったのか忘れてしまいましたが、物置きの奥に眠っていることを思い出したのでした。
ピカールで磨いてみたところ、接点が見事に復活していることが確認できました。
●対策後、動作確認
ライトを元の状態に戻して、ランプが点くか確認してみたところ・・・

ぴかー
点きました!修理成功です!
最悪、ライトの買い替えも覚悟していたので、家計的にも大助かりです。
(¥1,000くらいの製品ですが)
このように、故障原因の調査、対策を行ない、最終的に元通りの動作を確認するのが修理の醍醐味です。
修理は一種のエンターテインメントと言っても良いでしょう。
最近、身の回りのものが壊れたりしていなかったので、久々に修理欲を満たすことができて満足です。
●終わりに
最後に、今回の修理で思ったことをまとめておきます。
@テスターがあるとこういう時にとても重宝する
A持ってて良かった、ピカール
B電池の液漏れの原因は結局分からず(再発するかも)
A持ってて良かった、ピカール
B電池の液漏れの原因は結局分からず(再発するかも)
以上、LEDライトが点かないんだが・・・とお困りの方に、参考になる部分があれば幸いです。