2019年06月09日

【音楽】聖剣伝説のBGMをアレンジしてみた 「戦闘1」

戦闘1_聖剣伝説_背景画像_01.jpg

スクウェア・エニックスのRPG「聖剣伝説」の中から、戦闘曲のアレンジに挑戦してみました。

●聖剣伝説について
「聖剣伝説」は、スクウェアとスクウェア・エニックスから発売された一連のアクションRPGシリーズです。



私が小学生の頃に、シリーズ第2作の「聖剣伝説2」がリリースされて、カセットのROMが擦り切れるほどプレイしたのを覚えています。(やや大げさ笑)

聖剣伝説シリーズに共通する特徴の一つは、白熱するボスバトルにあります。

主人公の何倍もの大きさの魔物が登場して攻防を繰り広げる様子に、当時の私は胸を躍らせたものです。

このボス戦は明らかに制作陣が力点を置いている箇所で、こだわった作りになっているように思います。

音楽もまたそんなゲームデザインと呼応していて、戦闘曲には印象に残る曲が多くなっています。

今回はシリーズ中の「初代」聖剣伝説から一曲、戦闘で使われるBGMのアレンジに挑戦してみることにします。

●「戦闘1」について
今回アレンジを行なうのは「戦闘1」というタイトルの曲になります。


原曲はこんな感じ

この曲は、聖剣伝説シリーズ第1作の中で、いわゆる「通常ボス」との戦闘で流れる曲になります。

この曲の構成は次のようになっています。

曲の構成
A(1回目)→A(2回目)→B(1回目)→B(2回目)→C

以下、順番に各パートの特徴を見ていきます。

・Aパート
まずAパートは、勇壮でありながら美しい旋律が印象的です。

これは作曲者 伊藤賢治さんの曲で随所に見られる特徴であり、この曲でもそれを十分に堪能できます。

どことなく中世ヨーロッパの騎士が戦っているような、格調の高さが感じられる旋律です。

同時に、Aパートでは戦闘における緊迫感もまた表現されていると思います。

・Bパート
続くBパートはやや特異的なパートになっています。

まず主旋律が半音刻みで進行しているのが一つの特徴です。

聖剣伝説_戦闘1_Bパート主旋律2.jpg
メロディーが半音ずつ動いている点に注目

調から外れた音程の音を主旋律に多く使うことで、不安定な響きを持たせています。

Bパート後半の2小節では、主旋律に加えて伴奏も不安定になります。

聖剣伝説_戦闘1_Bパート伴奏説明用2.jpg
細かくてすみませんが、伴奏も半音ずつ動いています

この部分、けっこう不協和音ぎみになっていて、音楽的にはやや危険な感じがします。

ですが、このBパートによって魔物の恐ろしさや、戦いのオドロオドロしさが強調されていて、曲全体に良いスパイスを与えています。

この不協和音がさらに長く続くと曲が破綻してしまう気がしますが、絶妙なバランスで収めている辺りに、作曲者のセンスを感じさせます。

・Cパート
続くCパートはBパートとは対照的に、コードとメロディーがはっきりと打ち出されているのが特徴です。

苦難を乗り越えて、魔物に敢然と立ち向かう勇者・・・そんな光景が目に浮かびます。


以上、曲全体をまとめると次のようになります。
Aパート・・・気高さを持つ勇者を表現したパート
Bパート・・・恐怖や魔物の醜さを表現したパート
Cパート・・・再び勇気を持って立ち向かうパート

この曲は1ループ40秒にも満たない短い曲なのですが、このようにパート毎に緩急を持たせた構成になっていることが分かります。

こうすることで、曲全体に深みが出るわけで・・・うーん、たいへん勉強になります。

●アレンジした結果
そんなことを考えながらこの曲をアレンジした結果、こちらのものが出来上がりました。



少人数のバンドが演奏しているようなイメージのアレンジです。

二胡が主旋律を奏でて、ピアノとオルガン、アコースティックギターが脇を固める、そしてベースとドラムが土台を作る、という編成にしてみました。

この曲、どことなくスペインの伝統音楽のような情熱的な響きが感じられます。

なので、アコギの音色が曲に上手くマッチしたかなと思っています。

●終わりに
今回は、聖剣伝説のBGMから、戦闘曲の一つをアレンジしてみました。

なかなか雰囲気のあるアレンジになった気がしており、個人的に満足しています。

聖剣伝説シリーズには他にもカッコいい曲が目白押しでして・・・継続的にアレンジに取り組んでいければと思います。
posted by keno at 11:00| Comment(0) | 音楽
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