2019年05月12日

【音楽】スーパーマリオランドのBGMをアレンジしてみた その2 中国ステージ

スーパーマリオランド_中国ステージ曲_背景画像.jpg

ゲームボーイソフト「スーパーマリオランド」の中国ステージの曲をアレンジしてみました。

●スーパーマリオランドについて
スーパーマリオランドは今から30年ほど前に発売されたゲームボーイ用のソフトになります。



初期ゲームボーイのローンチタイトルとしてリリースされていて、私も子供の頃によくプレイしました。

このゲーム、マリオシリーズの中で比較的珍しいのが、各ステージの構成が実在の国や地域をモチーフにしている点でしょうか。

エジプトのピラミッドをモデルにした面があったり、イースター島のようなステージでモアイ像のようなキャラクターが出てきたりするのが一つの大きな特色になっています。

●チャイ王国ステージの曲について
今回アレンジを行うのは、最終面の「チャイ王国ステージ」で流れるBGMになります。

このステージは中国をモチーフにしていて、竹林が生い茂る中をキョンシーのような敵キャラがマリオを襲ってくる、といった面になっています。

BGMもそれに合わせて中国風の曲調になっています。

原曲はこんな感じ

この曲のいかにも中国な感じ、聴いていて何だかとてもユーモラスです。

日本と言えばニンジャ、サムライ、スシ、ゲイシャ・・・と外国人が連想するのを見ているような、そういった微笑ましさがあります。

さて、具体的な曲の中身について見ていきます。

曲の構成としては、Aパート(1回目)→Aパート(2回目)→Bパートという流れになっています。

今回アレンジしている時に気づいたのですが、この曲の主旋律に使われている音はソ、ラ、シ、レ、ミの5つに限定されています。

いわゆるペンタトニックスケール(五音音階)というもので、7音階のうちドとファの音が使われていないことになります。
スーパーマリオランド_中国ステージ_説明用_ペンタトニック.jpg
使われているのはたった5音

ペンタトニックスケールは民族音楽のメロディーラインに活用されることが多く、これがこの曲を中国っぽい雰囲気にしている要因のようです。

もう一つ、Aパートのハーモニーにも注目です。

Aパートでは主旋律にハモった旋律が付いているのですが、ほぼ常に半音5つ分だけ主旋律より下の音程になっています。
スーパーマリオランド_中国ステージ_説明用_ハーモニー2.jpg
赤く示した音符が主旋律から半音5つ分、下に付けられた音

半音5つ分とは「完全4度」の音程に相当するのですが、通常の曲ではこのような音程でハモる例は多くありません。

このハーモニーのつけ方も、曲を中国風たらしめている要因の一つになっているようです。

まとめると、
@ペンタトニックスケールの活用
A完全4度のハーモニー
この2つがこの曲の大きなポイントです。

この曲で使われている音源は、主旋律、ハーモニー、ベースの3和音(+リズム)だけで、かなりシンプルな構成になっています。

それでも、スケールやハーモニーの使い方を工夫することで「ザ・中国」な雰囲気が出せることが分かります。

●アレンジしてみた結果
そんなことを考えながらこの曲をアレンジした結果、こちらのものが出来上がりました。



中国風の横笛とか、箏などの音源を使って、生演奏しているような感じに仕上げてみました。

中国っぽさを演出するため、出だしに銅鑼(ドラ)の音を追加したりしています。

原曲の持つユーモラスで楽しげな感じが強調できたのではないかと思います。

●終わりに
今回は、マリオランドの中国ステージの曲アレンジに挑戦してみました。

中国っぽい音階やハーモニーの使い方など発見が多くあり、個人的にとてもためになる制作となりました。
posted by keno at 08:00| Comment(0) | 音楽
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