2019年04月13日

【音楽】ミスティッククエストのBGMをアレンジしてみた 「洞窟と滝」

ミスティッククエスト_洞窟と滝_背景画像.jpg

スーパーファミコン用ソフト、「ミスティッククエスト」のダンジョン曲をアレンジしてみました。

●ミスティッククエストについて
ミスティッククエストは1993年に日本でリリースされたゲームソフトです。

RPGにパズル要素を加えた作りになっていて、当時小学生だった私は楽しくプレイした記憶があります。

発売元はスクウェアですが、同時期にスクウェアからリリースされた他のソフトと比べると、売上本数はあまり芳しくないようです。

ファイナルファンタジー、ロマサガ、聖剣伝説など、同時期のヒット作の中で6等星のような位置でひっそりと輝いているのがミスティッククエストです。

そんなミスティッククエストのポジションが私にはなぜか愛おしく感じられます。


一応FFシリーズの一つなんですけどね

●プレイ当時の思い出(トラウマ)
このゲーム、RPG初心者向けに作られていて、小学生だった私もわりかしサクサクと進めることができました。

ですが1か所だけ、とても苦戦を強いられたポイントがありました。

「凍った滝つぼ」というダンジョンのパズル的な仕掛けをどうしても解くことが出来ず、4時間近くダンジョンの中を彷徨ったことを今でも覚えています。

それまでに何本もゲームをクリアしてきた当時の自分にとってそれは初めての経験であり、なかなかショッキングな出来事でした。

大げさですが、一種のトラウマのようなものになったのかもしれません。

今回アレンジする曲は「洞窟と滝」という名前の曲で、そんなトラウマダンジョンで流れていたBGMになります。

●「洞窟と滝」の曲分析
原曲はこんな感じです。


洞窟をモチーフにしているだけあって、全体的に暗い色調でテンポのゆっくりした曲です。

この曲、大きく分けてイントロ→Aパート(1回目)→Aパート(2回目)→Bパートの構成になっています。

この曲の一つ大きな特徴になっているのが、「テンションノート」の多用です。

テンションノートとは本来のコードから外れた音のことで、その名の通り音楽的な緊張感を与えるために用いられます。

この曲の場合は主旋律、伴奏ともにテンションノートが多く使われており、まるで迷宮に迷い込んだかのような効果が生まれています。
(私のトラウマ形成に一役買っているかもしれません笑)

もうひとつ重要な点ですが、イントロからAパート(2回目)までずっと2つのコードを繰り返した後、Bパートで急展開を見せます。

Bパートのコード進行
Bm7→B♭7→Am7→A♭7→Gm7→Gm7(♭5)→Dm7
(テンション音は省略)

それまで単調に曲が続いてきた中で、Bパートで急にコードと調が目まぐるしく変わるのです。

ここのコード進行、当時聞いたときもはっとするような驚きがありました。

今改めて聴いても感心させられる部分で、この曲の肝と言えるパートです。

作曲者は川上泰広さんという方です。

以前、このゲームの別の曲をアレンジした時も思ったことですが、この方はとても優れたコード感覚をお持ちのようです。

●アレンジした結果
そんなことを考えながらアレンジしてみた結果、こちらのものが出来上がりました。


文字表示枠は原作のメッセージウィンドウを意識してます

アレンジ、というか音質の良い音源を使ってリマスターしたような感じです。

原曲の音源はややチープな感じなので、この曲本来の良さが十分に引き出せていないように思っていました。

この曲のポテンシャルはまだまだこんなものじゃない、このままでは時代の波に埋もれてしまう・・・と謎の使命感に駆られて今回のアレンジを行なってみました。

●終わりに
今回はミスティッククエストの中で、ゲーム的にも音楽的にも強く印象に残っていた曲のアレンジに挑戦してみました。

個人的なトラウマも供養できたような気がしており何よりです。
posted by keno at 08:00| Comment(0) | 音楽
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